そこに太陽があるだけで、暖かくなるように、楽しくなるように、優しくなるように。 毎日が日曜日、毎日が夏休み。そんな人に、私はなりたい。
総本宮 京都 愛宕神社 千日詣

総本宮 京都 愛宕神社 千日詣

7月31日の夜から未明にかけて愛宕神社の千日詣に行ってきました。こちらは全国に900社ある愛宕神社の総本宮で愛宕山(あたごさん)の山頂にあります。建立703年。愛宕神社は火伏・防火のご利益があり、3歳までに参ると生涯火難にあわないと言われています。

千日詣の日は麓から山頂まで電灯が灯され、京都の家庭の台所によく貼られている『火迺要慎(ひのようじん)』のお札を授かりに全国から何万人もの人が山頂を目指します。標高は924m。IMG_4680

当日は京福嵐山駅前(天龍寺前)より10分間閣で京都バスが運行されます。駐車場は臨時含め約250台ありますが早朝から数時間待ちになるので京都バスを利用する方が便利です。更に「エコサマー」の合言葉で保護者1人につき、小学生以下2人までが無料になります。

終点の『清滝』で下車すると、そこはもう愛宕山の麓。

京福嵐山→清滝の最終バスは24時25分、清滝→有栖川の最終バスは24時15分まで。5時過ぎ頃からは始発のバスも運行されます。最終バスを過ぎてもひっきりなしにタクシーが来るので安心です。

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今年は18時過ぎから登りはじめました。しばらくは木の階段が続くので地味に足にきます。上の写真は中腹を超えたあたり。京都タワーが見え始める頃から道は平坦になります。汗もおさまってきて気持ちが良いです。

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頂上付近。登山中は信者さんや登山愛好家、トレラン中の人、外国人観光客など様々な人とすれ違います。赤ちゃんをおんぶして登る人も多いです。4か月の赤ちゃんを手に抱いて登られているお母さんがいらっしゃってちょっと驚きました。完全に手ぶらの人も多く普通にデート中のカップルも多かったです。健脚カップル。千日詣では、登る人には「おのぼりやす」下る人には「おくだりやす」と声をかけあう習慣があります。ヨーロッパの人たちの「おのぼりやす」は何だかエレガントでした。

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21時過ぎに愛宕神社に到着!お参りをしたりお神酒をいただいたり(月桂冠の樽酒?)超重要「火迺要慎(ひのようじん)」のお札を頂いたり。ついでにポケモンGOを起動してみたり。神社やその周辺にジム・ポケストップ多数。ご来光待ちの人たちはバトルをしていた模様(笑)

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艦これの絵馬を多数発見。素晴らしいクオリティ。

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21時30分ごろ下山を始めると、夕御饌祭(ゆうみけさい)がはじまるところでした。山伏による護摩焚きの神事です。矢が放たれた後、護摩がお焚き上げされていきます。

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綺麗だなぁとぼおっと眺めていて22時を過ぎてしまった。阪急電車の終電がやばい。いや、それどころか京都バスの最終に間に合わないかも。汗びえもしてきたので下山することにしました。

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下山完了!最終バスの出発5分後に到着しました(笑)

清滝口のお茶屋さんではおうどんやお菓子をいただきました。運動の後の食事は美味しいね。爆笑しているうちに3時頃になりましたが、大人なのでタクシーで帰りました。始発待ちの人や今から登る人も多かったです。噂通りひっきりなしにタクシーが到着していました。

お茶屋さんや運転手さん曰く、今年は夕方の雷雨のせいかものすごく人が少ないそうです。普段は200台ぐらいタクシーが待機していても乗車するまでに1時間ぐらいかかるそうです。明け方近くでも1時間待ちとか。タクシーを待っている間に朝になるんじゃないだろうか・・・。とはいえ、麓にもバス乗り場にもお茶屋さんがあるし、お店の中でも外でも食べられるので待ち時間も退屈なし。

家までのタクシー代3800円。想像していたよりずっと安かった。良かった(笑)

【愛宕神社 千日詣】
7月31日18:00~8月1日05:00頃にかけて
(神事 7月31日21:00~21:40頃、8月1日02:00~02:40頃)
愛宕神社(あたごじんじゃ)
〒616-8458
京都市右京区嵯峨愛宕町1
075-861-0658