「僕は誰も愛せないし、誰からも愛されない。
だから僕は復讐のために死ぬ」
ルイ・マルの『鬼火』のラストシーン。
確かこんな感じの台詞。ぼんやりしながら
拳銃の引き金を引くの。淡々とした映画。
10代の頃は、抜け殻になっていく自分自身に苛立って、
せっぱ詰まっていた。しょっちゅう爪を噛んでいた気がする。
本と映画に答えを求めていたような気がする。
男の人とお酒にやすらぎを求めていた気がする。
20代になって、抜け殻と折り合いをつけられるようになった。
抜け殻は、からっぽじゃないんだと思えるようになった。
30代になって、これから私はどうなっていくんだろうね。
自分の中の闇を否定するんじゃなく、闇と付き合っていきたい。
>しょっちゅう爪を噛んでいた気がする。
関係ないけどアメリカの諺に「爪を噛むと歯痛がとまる」ってのがあります。
私の心にも闇あるー
あっ。さっき爪噛んでもーた。単なる癖かしらん。
闇の事もきちんと肯定したいお年頃です。