そこに太陽があるだけで、暖かくなるように、楽しくなるように、優しくなるように。 毎日が日曜日、毎日が夏休み。そんな人に、私はなりたい。
だから僕は復讐のために

だから僕は復讐のために

「僕は誰も愛せないし、誰からも愛されない。
 だから僕は復讐のために死ぬ」
ルイ・マルの『鬼火』のラストシーン。
確かこんな感じの台詞。ぼんやりしながら
拳銃の引き金を引くの。淡々とした映画。
10代の頃は、抜け殻になっていく自分自身に苛立って、
せっぱ詰まっていた。しょっちゅう爪を噛んでいた気がする。
本と映画に答えを求めていたような気がする。
男の人とお酒にやすらぎを求めていた気がする。
20代になって、抜け殻と折り合いをつけられるようになった。
抜け殻は、からっぽじゃないんだと思えるようになった。
30代になって、これから私はどうなっていくんだろうね。
自分の中の闇を否定するんじゃなく、闇と付き合っていきたい。

3件のコメント

  1. >しょっちゅう爪を噛んでいた気がする。
    関係ないけどアメリカの諺に「爪を噛むと歯痛がとまる」ってのがあります。

    ウッチー

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