そこに太陽があるだけで、暖かくなるように、楽しくなるように、優しくなるように。 毎日が日曜日、毎日が夏休み。そんな人に、私はなりたい。
『放射線と冷静に向き合いたいみなさんへ-世界的権威の特別講義』ロバート・ピーター・ゲイル (著)

『放射線と冷静に向き合いたいみなさんへ-世界的権威の特別講義』ロバート・ピーター・ゲイル (著)

カーリルで開く
考えることに疲れたのか、仲間内だけになった時に「東日本の野菜なんて食べたくない」「福島県なんて閉鎖してしまえばいいのに」と漏らす人たちがいます。もう、そういうのはやめて欲しい。本当にやめて欲しい。
骨髄移植と白血病治療の権威であるアメリカ人医師のゲイル氏は、チェルノブイリや東海村、福島の事故にいち早く駆けつけ支援活動を行っています。(福島の時には「片道切符で来ました」とニュースになりました)チェルノブイリ原発事故の時は、ニュースを聞いたその足で単独で現地まで飛び、埒があかない政府と交渉するためにゴルバチョフと対談し、試験薬を早く認可させるため自らの体を実験台にするなど、八面六臂の大活躍です。
この本は、放射線についての誤った情報が流布していることを憂慮し、放射線利用のメリットとデメリットを基礎から解説した本です。 本当の基礎部分、放射線の発見の歴史から携帯電話や電子レンジの電磁波、医療処置で浴びる放射線など、放射線リスクが相対的に網羅されています。よくぞここまで綺麗に構成されているものだと感心させられます。そして、非常に読みやすく、分かりやすい表現で執筆されています。
みんな、冷静になろうぜ。
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