『激しく家庭的なフランス人愛し足りない日本人』吉村 葉子 (著)
私たち大人がものごとを真剣に考え、ごまかしをやめて自分の納得がいくように生きようとしたなら、そんな私たちを子供たちも見習うにちがいない。子供がキレるとしたら、それは私たちに向かってまっとうに生きろよ、という警鐘なのではないだろうか。
ところがわが国の場合は、自立には経済力が巧妙にからむ。だから女性の自立というと、あたかもキャリア女性の特権でもあるかのごとく思われている。とかく世間では収入があるかないかということが自立の要素だと思われがちだが、まったくそうではない。
まっとうに自分と異性と向き合うこと、自立と自活の違い。
吉村 葉子さんの本は、こころの中がすうっとあたたかくなる。