『田んぼの一年』向田 智也 (著)

『田んぼの一年』向田 智也 (著)
『田んぼの一年』向田 智也 (著)
野菜作りをはじめて五年、お米にづくりも興味が湧いています。
毎日口にする美味しいお米たちはどうやって作られているんだろう?
私が田んぼに接した経験は一回。まだ無自覚だったころに、母親が生協のツアーか何かで連れていってくれました。幼少のころ、養鶏場や田んぼの見学に連れていってくれた思い出が(当時は理解できておらず、思い出というよりは朧げな映像の記憶)今では宝物のようになっています。

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上 春樹 (著)

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カラフルだな、と思いました。それは登場人物の名前だけではありません。
プラットフォームを行き交う人々、それまでの村上春樹作品には珍しい”家族”の登場。
不条理な暴力に心や体を傷つけられることになっても、他人と心を通わせ、関係を築いていくこと。世界が歪みはじめても、可能な限り修復を試みること。「乱れなく調和する共同体」に疑問を持ち、解体する勇気を持つこと。記憶に蓋をすることはできても、歴史は変えられないのだから。
各々のそれぞれの闇について、全てをさらけ出す必要はない。『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は時には存在を忘れそうになる、太陽、色に例えるとしたら黄色のイメージ。
心があたたかくなる読後でした。
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上 春樹 (著)
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上 春樹 (著)

『「化学物質過敏症」お悩み事情―身の回りの「化学物質」で体を壊している人、いませんか?』村田 知章 (著)

『「化学物質過敏症」お悩み事情―身の回りの「化学物質」で体を壊している人、いませんか?』村田 知章 (著)
『「化学物質過敏症」お悩み事情―身の回りの「化学物質」で体を壊している人、いませんか?』村田 知章 (著)
化学物質過敏症を発症してしまった村田さんのユニークなエッセイ。くすっと笑いながら読むことができます。化学物質過敏症とは、少量の薬品や科学物質で体が過剰に反応してしまう症状をいいます。結膜炎や鼻炎や、皮膚炎や、気管支炎、喘息、自律神経障害、手足のひえ、うつ、中枢神経障害などなど。
アトピー性皮膚炎(現在も通院中)でアレルギー性鼻炎(小学校以来放置)で、つい最近も、アレルギー性結膜炎だけどまだ目薬はいらないねと診断された私も、体調不良になり免疫力が低下してくると同じような症状が出るので、「わかるわかる!」「あるある!」と思いながら読みました。
最近も目の回りがずっと赤くて気が滅入ってきたので「お山に帰りたいの!(ハイジ風)」「湯治に行きたいー(単に響きに憧れている)」と言い続けています。単に人里離れた空気のきれいなところに逃げたいだけー。

『なんにもないけどやってみた――プラ子のアフリカボランティア日記』栗山 さやか (著)

『なんにもないけどやってみた――プラ子のアフリカボランティア日記』栗山 さやか (著)
『なんにもないけどやってみた――プラ子のアフリカボランティア日記』栗山 さやか (著)
『ペットボトルキャップ800個で1人分のポリオワクチン』このフレーズを見かけるたびに、違和感を覚える。800個×150円はいくらよ、ペットボトル飲料を売りたい気持ちがミエミエじゃないか・・・!でも、日本にいて、普通に生活を送っている限り、資源ゴミを分別したり、たまに寄付したり、あまり資源の無駄遣いをしないように・・・ぐらいでいいかなとか。それよりも自分の目の下のクマとかフィットネス水着で可愛いものがないかなとか。
表紙のギャル写真を見てホッとしては、本文に戻る、の繰り返し。
貧困ってここまで・・・!?生まれた国が違うだけなのに。
プラ子さん、今もアフリカで活動されてらっしゃいます。
プラ子旅する。—まだアフリカです。

109の元ショップ店員、渋谷系ギャルが世界放浪の旅へ。訪れたアフリカの医療施設で出会ったのは、HIVや末期がん、貧困に苦しむ女性たちだった。病気の苦しみから救うことはできなくても孤独からは救ってあげたいと、彼女たちに献身的に寄り添い、多くの患者たちの最期を看取ったプラ子さんが綴る感動の日記。

『暴走族、 絵本作家になる』のぶみ (著)

『暴走族、 絵本作家になる』のぶみ (著)
『暴走族、 絵本作家になる』のぶみ (著)
いつもの通り726の書架を見ていて、えっあっええっ!?と思わず手に取った本。 のぶみって、『しんかんくんシリーズ』のヨワヨワ可愛い絵の絵本を書く人よね、彼が元暴走族?
一気に一時間半ほどで読むことができるので、すぐ図書館で借りてみて!

『ぼく、仮面ライダーになる』などのヒット作、 NHK『おかあさんといっしょ』のアニメーションや作詞でも注目をされる若手人気絵本作家のぶみ氏。 暴走族だった彼が絵本を描き始めたのは、 専門学校でひと目ぼれした、 ようちゃんの気をひくためだった。 年出版社に300冊を持ち込みデビュー、 その後の売れない時期の苦悩、 ヒット作『しんかんくん』が生まれたエピソードなど彼の熱すぎるメッセージは、 読者に勇気と笑いと、とびきりの感動を与えます。

『山登りはじめました 』鈴木ともこ

『山登りはじめました 』鈴木ともこ
『山登りはじめました 』鈴木ともこ
標高2956m 木曽駒ヶ岳(長野県)
新宿から駒ヶ根市まで高速バスで3時間50分。駒ヶ根から路線バスなどでしらび平駅へ。しらび平駅で、日本で一番高い駅まで連れていってくれる『駒ヶ岳ロープウェイ』に乗り、千畳敷カールと呼ばれる場所にある千畳敷駅へ。千畳敷駅は標高2612m、そこから1時間45分で木曽駒ヶ岳の山頂に到着。
駒ヶ岳ロープウェイ | 中央アルプス観光
しらび平駅ー千畳敷駅
よし!登るぞ!