『文芸春秋』の4月号に、村上春樹のエルサレム賞授賞スピーチ「壁と卵」全文と「僕はなぜエルサレムに行ったのか」というインタビュー記事が掲載されています。ページにして10ページ程度のものなので(内容はとても深い)、ブログやtumblrで断片をチェックしている方、特に『ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思う』という引用がひっかかる方は、最初から最後まで自分の目で確認して、自分の読解力で読んだほうがいいんじゃないかな。断片は断片なんだなと分かるから。
『大上段に論理を振りかざす人間』は私も怖いと思っています。正しさを比べることなんてできないと思うのに、ネットでは声の大きいものばかりが引用されて残っていく。そして彼らが考える正論に収入が付随することもある。『ねじまき鳥クロニクル』のワタヤノボルがいたるところにいる。
「それが真実であるにせよないにせよ、何かを訴えようとした。それが僕にとっての真実だ」