アメリカ郊外の裕福な家庭で育ち、頭脳明晰で明るい未来が約束されていたクリスが、大学卒業後全てを捨てて旅に出て、そして、二度と戻ってこなかったお話。実話だそうです。
空が青くて、水が痛そうで、クリスがまっすぐに理想に突き進んでいって、なんて綺麗な映画なんだろうと思いながら、この映画は完全にアラスカに負けていた。自然を描ききれていない。クリスも哀れなほど痩せこけているのにどことなく絵空事のようで。映画を見ながら、これが映画であることを思い知らされた。
クリスが、最後まで人間として生きていて、それが私には嬉しかった。今にも死にそうなのに身だしなみを整えて、植物図鑑を読んで、思いを紙に綴って。
ただ生きること。夢を持つこと。そして、それらと折り合いをつけること。
むずかしいね。
★映画『イントゥ・ザ・ワイルド』オフィシャルサイト

『Into the Wild』Eddie Vedder