
『ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる- 』エックハルト・トール (著), 吉田 利子 (訳)
今この瞬間を愛情を持って誠実に受け入れること。あるがままを受け入れると生きることがシンプルになって楽になりますよという本。文章が生命力を持つ、とても素敵な本でした。
全てのことに対して文句を言ったり悲観的な考え方をする人は、何だかちょっともったいないなと思っています。ミカニッキで何度も書いているけれども、自分が見る世界は自分の眼でしか見えない、自分の中に抱えている世界だから、今が幸せじゃない人は、幸せを望んでいない人なんです。幸せになりたいだけなのに、わざわざ誰かと何かを比較している。
ものごとや人や状況に、言葉や知的なラベルを急いで貼付ければ貼付けるほど、あなたの現実は生命力を失って浅薄になり、現実を生き生きと感じ取れなくなって、あなた自身の内側や周囲で展開されている生命の奇跡に対する感覚が鈍くなる。小賢しさは身に付いても智恵は失われ、喜びや愛や創造性や生き生きとした躍動感もなくなる。認識と解釈という生気のない状況のなかで消えてしまう。
ただの愚かさは比較的無害だが、知的な愚かさはきわめて危険である。
目覚めた行動の三つのモードとは、受け入れる、楽しむ、情熱を燃やす、の三種である。それぞれは意識の振動の周波数が異なる。ごく単純なことからきわめて複雑なことまで、何かをするときはつねに、三つのうちのどれかが発動しているかどうか敏感に察知しなくてはいけない。よく観察すると、受け入れるのでも、楽しむのでも、情熱を燃やすのでもない行動は、自分自身か他人を苦しめているはずだ。