
『ライフ・アフター・ゴッド』ダグラス・クープランド (著)
いつになったら、今が落ち着くんだろう?
数日ごとに地震が起き、揺れ、たびたび電車は止まり、揺れ。
若い時はいつだって、世界は終わるものだと信じていた。しかし年齢を重ね、世界がいまだに続いていこうとするのを見ていると、人は終末論の考え方を変えざるを得なくなってくる。そして、同時に、時間や死に対する考え方だってそうなる。自分が存在していようが、していまいが、世界が、頭の中にある絵とは関係なく続いていくことだけは認めざるを得なくなってしまう。だからこそ、逆にそんな絵を理解したくなってしまうのだろう。
ただ死とか人生とか世界といったことについて語るだけで、自分が宇宙の一部にでもなれるような気になっていた時代は確かにあった。そんなマジカルな感覚を取り戻すには、どうすればいいのだろう。もう分からなくなってしまっている。