そこに太陽があるだけで、暖かくなるように、楽しくなるように、優しくなるように。 毎日が日曜日、毎日が夏休み。そんな人に、私はなりたい。
登山時のお化粧について(女子力高める登山メイク)

登山時のお化粧について(女子力高める登山メイク)

相次ぐ遭難事故により「『山ガール』『トレラン』とかってwww」となりそうな昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。幸いなことに私の周りは講習会参加はもちろんのこと日々研究を重ねる人たちばかりで、そのストイックさに地球二週分ぐらい遅れを取っていますので、あえてここで登山中でも女子力を高く保つメイク方法という適当な投稿をしておきたいと思います。

登山時のお化粧は今でも関心が高いようです。汗をかいたら崩れるんじゃないの?普段と同じだと山で浮いちゃう?こんなところでしょう。

はい、山では浮きます。そして、登山後も同じクオリティを保ちたいのであれば荷物が増えるでしょう。いつもより重ねる色を少なく、工程を少なくした方が楽ですね。私は、普段はお化粧道具をすべて家に置いて出かけています。富士山や雲取山など長時間に渡る登山で、下山後に温泉に入るときに持参するのが以下の道具です。

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山小屋では水が貴重なので洗顔も化粧直しも一切無し。やらないと決めると自分が楽になります。温泉後に火照った顔、失われた水分を補給するために普段使いの基礎化粧品のサンプル、そしてアイブロウペンシル。どうしても気になったときにだけ眉毛を微調整します。お化粧落としは家でやればいいじゃないというのが私の持論です。

さて、崩れること・化粧直しをしないことを前提にお化粧しましょう。

  1. 基礎化粧品・日焼け止め
    スキンケアはいつもより念入りに、保湿クリームも。クリームを塗った後は手のひらで暖めて肌にしっかりと浸透させます。しっとりしたら日焼け止め。Tゾーンは多めに。私が愛用している日焼け止めは『資生堂 アーバンエンバイロメントUVプロテクション プラス』。
  2. ファンデーション
    日焼け止め効果が高く汗や皮脂に崩れにくいもの。私が*今現在、使用しているものは『SHISEIDO フューチャーソリューション LX トータル ラディアンス ファンデーション』です。普段はお米一粒分の使用量ですが、この日はお米半粒をアイロンを押し当てるように丁寧に鼻と頬周辺につけていきます。伸ばすときは砂漠に落ちた一滴の水をせっせと蟻が運び出すようなイメージで。毛穴落ち(毛穴にファンデが入り込む)を防ぎ、素肌のような自然な仕上がりになります。
  3. アイブロウ・マスカラ・フェイスパウダー
    コツはブラウンもしくはブロンズで仕上げることと、チーク、アイラインをやめること。もちろん口紅は塗りません。マスカラも上まつげの先だけにつけるようにします。常に有酸素運動を続けることになるのでチークをつけると顔が不必要に赤くなってしまいます。また、陽射しと肌馴染みの良いブロンズで仕上げてあるので馴染みきって消滅してもバレません。フェイスパウダーはお化粧を長持ちさせるために丁寧に大きなブラシで顔全体に薄くつけます。その後は、鼻の頭や額、頬の高いところ、顎に再度つけておきます。

ファンデーションは塗っておいた方がいいと思います。日焼け止めを長持ちさせ、皮脂の分泌を抑えて顔の表面をさらさらに保ち、二次付着効果により顔に汚れがつきにくくなります。この二次付着効果がポイントです。10年ほど前の富士登山の下山中のことでした。須走口の下山途中にある砂走りで私だけが顔が真っ黒になったことがありました。一緒にいた女の子は美人のままだったのに。油分に砂がついたために、顔が真っ黒になってしまったのです。ファンデーションが崩れるくらいなら素肌の方が綺麗だからと、普段のノリで行ったのが失敗でした。

お化粧道具以外に持参するものは白色ワセリン。むしろ一番大切なアイテムではないかと。肌を傷つけた時、肌に痒みが出た時、乾燥が気になる時、うっかりマスカラをつけすぎてマスカラが取れてしまった時(ワセリンで吸着させて取る)、いつでも、どこにでも使えるので、小さい容器に小分けしたものをポケットに入れています。

顔をこすらない限りお化粧は取れませんからね。顔をこすらない限り、理論上では最大16時間は日差しから肌を守ることができるのです。(資生堂 アーバンエンバイロメントUVプロテクション プラスがSPF50・PA++++なので16時間で計算しています)。
最後に「 理論上では16時間日差しから肌を守ることができる。」について。
SPF・・・B紫外線対策 しみ、そばかす、皮膚ガンを防ぐ:紫外線防御指数
PA ・・・A紫外線対策 しわ、たるみを防ぐ:UV-A防御指数  +が増えるほど効果が高い

SPFの数値は、紫外線を浴びてから日焼けするまでの時間を何倍に伸ばせるかを示したもの。日焼けするまでの時間には個人差があるけれども、大体の目安にされているのが20分。SPF50の場合、20×50 = 1,000分。約16時間程度日焼けを防止できます。とはいえメーカーごとに基準値が違い、また、PAとSPFは1平方センチメートル当たり2mgずつ皮膚に塗ったときの値なので人がつけるにしては量が多すぎます。通常は薄くのばし、汗でも取れることから、2〜3時間ごとにまめに塗り直す方がつけ方としては正しいです。そのため、高価な日焼け止めを1日に1度だけ塗るよりも安い日焼け止めを1日に何度も塗り直すほうが効果的と喧伝されることも多いですが、自分の肌に最適なものを丁寧に一度だけつける方が、登山には有効ではないでしょうか。

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資生堂 フューチャーソリューション LXトータル ラディアンス ファンデーションはAmazonでは販売していません。購入は公式サイトよりどうぞ。

*今現在・・・単体で下地要らずがウリなのですが、私には下地なしだと乾燥してしまい、規定量だと(お米二粒分)だと厚塗りになってしまうので、使い切った後はクレ・ド・ポー ボーテのタンフリュイドエクラに戻る予定です(笑)

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エクラ最強。