
『プラネタリウムを作りました。-7畳間で生まれた410万の星、そしてその後』大平貴之 (著)
個人製作は不可能と言われていたレンズ式プラネタリウムを大学時代に完成し、その後も会社勤務の傍らプラネタリウムを作りつづけ、日本科学未来館に常設されているMEGASTAR-II cosmos(恒星投影数560万個)が”世界で最も先進的なプラネタリウム”としてギネス認定されました。その後も大平さんはプラネタリウムの製作を続け、現在はSuper MEGASTAR-II(恒星投影数2200万個/13等級まで)を発表しています。
人間の目に見える星は7等級までで、多くのプラネタリウムは数千個〜3万個程度の恒星投影数だそうです。IPS(国際プラネタリウム協会)ロンドン大会で、個人製作で恒星投影数100万個のプラネタリウムを発表した時に、多くの人から何故目に見えない星まで作るのか問われた時の大平さんの答えは以下の通りでした。
「天の川には、無数の暗い星が含まれている。にもかかわらず我々の目に見える。その天の川をリアルに再現するには、目には見えない暗い星も実物同様に再現することがベストである」
この本は、2003年に出版された自伝 「プラネタリウムを作りました。」のその後の7年間が追記された増補改訂版です。
小学生のころ、紙を切り抜いて壁に貼った星空(私もやった!)。美しい星空を再現したいとの思いが彼を今もプラネタリウム製作へと駆り立てる。プラネタリウム以外にもロケット作りに夢中になっていたり、ぐいぐい引きつけられ読みふけり、気がつけば夜になっていました。
子どもに読んで欲しいな。