そこに太陽があるだけで、暖かくなるように、楽しくなるように、優しくなるように。 毎日が日曜日、毎日が夏休み。そんな人に、私はなりたい。
恐怖心は自分の無知から

恐怖心は自分の無知から

『100,000年後の安全』はKraftwerkの『Radioactivity』が流れるスタイリッシュなSF映画です。ーと、言いたくなる。
何故ならば、世界初の高レベル放射性廃棄物永久地層処分場の建設現場のドキュメンタリーがSF映画としか思えないような内容だからです。100,000年後どころか60,000年後に氷河期が来るかもしれないのに?100年後は?50年後は?
この映画は単純に反原発を訴える映画じゃないんだな。
「考えないこと」「無知でいること」「無関心でいること」の怖さ。
3月11日に地震が来て、その後、津波が来て、福島第一が水素爆発して。何が何か分からない。地理も科学も物理も英語の知識もない。自分の無知が自分自身に不安を呼び寄せていることを痛感させられました。
毎日をできるだけに普通に過ごしながら、被災地の支援状況、原発の仕組み、推進派と絶対反対派の意見、計測だけで一日が過ぎ去るのではないかと思われるほど詳細な各機関が公表する各地点ごとのモニタリングデータ、日本政府の対応を踏まえた世界の動き、これからの日本経済について。無知な私の不安が少しでも少なくなるように、自分の脳内に流れ込んでくる情報を整理する毎日。
相変わらず原発絶対反対とは言わない私だけど、日本原子力研究開発機構の幌延深地層研究センターPR施設「ゆめ地創館」は、これからの日本にそぐわないと思う。
「ゆめ地創館」は簡単にまとめると、高レベル放射性廃棄物をガラスで固めて地層処分するための技術を研究している幌延深地層研究センターによるPR施設です。(北海道幌延町に高レベル放射性廃棄物を埋めるわけではない。現在のところは。)
幌延深地層研究センター幌延深地層研究計画 平成23年度深地層研究計画(H23.3) (PDF 3.7MB)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA