そこに太陽があるだけで、暖かくなるように、楽しくなるように、優しくなるように。 毎日が日曜日、毎日が夏休み。そんな人に、私はなりたい。
台北3日目の昼 ローマの休日ごっこ

台北3日目の昼 ローマの休日ごっこ

140503_4.jpg 台湾三日目は完全フリー。シャツとハーフパンツを買ったことだし『ローマの休日』ごっこをしようと思いつきました。総統府→二二八和平公園→西門で美容院探し。小規模のお店で、若い人たちで経営されていて、ガイドブックに載っていなさそうで、できれば完全予約制の、地元っぽいお店を求めて。
【彩完全預約制】と書かれているお店を発見。
小さな階段がいかにも地元っぽい。ここにお願いしてみよう!
英語で嫌がる息子は完全に無視され、英語、筆談、身振り手振りで願望をアピール。「台湾男子は格好いい。息子も格好良くなってほしい。そこら辺を歩いている地元の男子っぽい、やりすぎ感のない、自然な感じで仕上げて欲しい。高校生なのでパーマやカラーは無しで、カットのみで。あなたたちのセンスにお任せするわ!」ちょっとややこしいお客さまだったかもしれません。私たちはお店の人の言葉が分からないし、お店の人たちには片言の英語も日本語も通じない。
どうなるかしらと思っていたら、携帯電話でオーナーらしき女性を呼んでくれました。お姉さんだけどお母さんのような母性も感じる素晴らしいその女性は、私たちとスタッフの間に入り、テキパキと指示をしてくれました。髪をカットしてくれた女性も、ハサミを手に取るなり真剣な表情に。
仕上げも秀逸でした。
設計師さん「前髪をサイドに流してワックスをつけたいのだけど・・・」
息子「今のままでいいです!!」(保守的。そもそも髪を切る必要も感じていない)
オーナーさん「この男の子はそういうの嫌いだと思うわ」
オーナーさん、息子の特性を把握してらっしゃる!完成後は、店内に大歓声があがりました。最終仕上げを拒否したため(おしゃれに目覚めていない)前髪がちょっと変なままでしたが(帰国後妹がカットした模様)、すっきりと台湾男子風に・・・というか、ちょっと違う国の人になってしまいました。『ローマの休日』ごっこの日以来、日本人からも英語で話しかけられるように。それもまたよし(笑)

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