燕岳(燕岳のその先)

8月23日から24日にかけて北アルプスの燕岳に登ってきました。初めての北アルプスです。台風のおかげか、夜は天の川まで見える満天の星空、朝は雲海に染まる朝焼け、そして雷鳥の親子にも会うことができました。とても綺麗なところでしたよ。

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1日目:
合戦尾根ルート 10時35分出発 16時25分到着 約6時間
中房温泉(1450m)〜合戦小屋(2380m)〜燕山荘(2680m)

2日目:
燕岳・東沢乗越ルート 6時30分出発 16時30分到着 約10時間
燕岳(2763m)〜北燕岳(2750m)〜東沢乗越(2253m)〜北燕沢出合(2763m)〜 ブナ平 (1650m)〜吊り橋(1559m)〜中房温泉(1450m)

合戦尾根ルートは北アルプス三大急登の一つだそうですが整備が行き届いており、とても歩きやすかったです。雪のない季節であれば小さなお子さんでも大丈夫だと思います。ゆっくり登ったので息切れすることもなく快適に登ることができました。合戦小屋ではスイカを食べました。水分たっぷりで美味しかった。

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宿泊先の燕山荘。視界の先に突如現れたそれはすっきりとして美しい外観。こちらは大正10年に創設されました。昭和12年に帝国ホテルの資金援助が入り山小屋とは思えないほど贅沢な造りとなっていました。メニューも豊富で生ビールやコーヒー、ケーキもあります。乾燥室も個室もあり、お手洗いも清掃が行き届いていました。

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燕山荘のそばにはテント場も。カラフルで目に楽しい。

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左上から順に、食堂、ケーキと紅茶、夕食、朝食。お弁当は、中華ちまきが2つにシュウマイ・豚の角煮・お新香・梅干しがコンパクトに笹の葉に包まれていました。登山者の健康状態が良く考えられているのでしょうね。どれも美味しかったです。

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朝の風景。皆さんが思い思いの方向に進まれていきました。

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山小屋の外は雲海。朝日が雲を照らしています。

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私たちは燕岳から東沢乗越を抜けてスタート地点まで戻る燕岳・東沢乗越ルートと呼ばれるコースで下山しました。出発前の記念写真。街も電線も見えない、視界の先は山と雲だけ。青空の中にプカプカと雲が漂っていてなんだかマンガみたいな世界が広がっています。

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頂上にも小さな植物が咲いていました。見飽きることのない景色。

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雷鳥の親子を発見!可愛い・・・。

ここから先は樹林帯から何度も川を渡り返しての下山となるためiPhoneはザックにしまってしまったので写真はありません。赤いペンキの丸印を目印に、川の上に置かれた丸太を渡ったり、片手をついてバランスをとりながら傾斜のついた登山道を下っていきます。途中同じ景色が続いて飽きそうになるのだけれども、渡るのが不安になるくらいの激流も登場し、楽しい下山となりました。枝もこまめに刈り込んであり、とても歩きやすい道でしたが、数カ所崩落していたり、ペンキの目印も標識も足元にあったので、霧が出ていたり、増水している時は危険だなと思いました。下山ルートを登るのも楽しそうです。

今回はKuri Adventuresさんにお世話になりました。栗山さん、ありがとうございました!!

楽しかった。また来月あたりに登れたらいいな。

コンパスとナイロンスリング、カナビナを買いました。

友人と店員さんのおかげで無事にコンパスとナイロンスリング、カナビナを買うことができました。コンパスはSILVA(シルバ)のもの。「森のコンパス」と呼ばれ世界で愛用されているそうです。RANGER No.3を軽量化したNo.7を購入しました(33g→22g)。カナビナは店員さんのお見立て。環付カラビナというそうです。ロックがかかるカラビナ。あとは行動食ですね。晴れるといいな。

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京都鉄道博物館でドクターイエローの撮影に成功!

日本最大の鉄道博物館、京都鉄道博物館に行ってきました!!こちらでは梅小路蒸気機関車館時代に収蔵・展示していた20両のSLも含めた53両が収蔵・展示されています。500系新幹線、0系新幹線、C62形蒸気機関車などが展示され、外から眺めたり、中に入ったり、下から覗いたり。

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2階の体験型展示では電車が走り回る様子を見たり、制服を着ての運転シミュレーターなど!

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次回こそは当選したい・・・!

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連絡デッキからは蒸気機関車検修の作業風景を見学。

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新幹線や在来線を見ながら食事をすることもできます。

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そして3階スカイテラスからは・・・・
キタコレ、キタコレ、東寺・任天堂・ドクターイエローの豪華三点盛り!!!

東寺・任天堂・ドクターイエロー!!

なんとスカイテラスからドクターイエローを見ることができたのです!白い建物が任天堂の企画開発本部です。次々通過する新幹線だけでもクラクラするのに「車体を見た人は幸せになれる」という都市伝説のドクターイエローをも見ることができたのです。

7月29日に京都鉄道博物館を訪れたのですが、ドクターイエローを見ることができたら幸せだなと思って京都に行く当日の明け方までインターネットで検索しまくっていたろころ、阪急交通社から7月29、30、31日の3日間限定でドクターイエローの車内を見学できるツアーが発売されていたことを知りました。上手くいけば回送車が京都駅を通過するところを見られるのではないかと思い新幹線に乗車中もエゴサーチをかけ続けていたのでした。15時07分、京都駅通過。ありがとう、きっきーろー!プッシュ通知が届いた時は「オゥフ」と声にならない声を上げてしまいました。

東京駅の出発時刻から予想してテラスに出たところ、数人のお仲間が。ガチな人もいました。みんな大好き、ドクターイエロー!

時を刻むジオラマの見せ方も良かったし、京都鉄道博物館はまる一日いても回ることができない施設でした。運転シミュレーターの抽選も外れたことだし、また行かねばならないな・・・。

【京都鉄道博物館】http://www.kyotorailwaymuseum.jp
京都市下京区観喜寺町
開館時間:10:00~17:30(入館は17:00まで)
入館料金 :一般1,200円 大学生・高校生1,000円(1日バス乗車券で10%オフ)
中学生・小学生500円 幼児(3歳以上)200円
休館日: 毎週水曜日(祝日開館)・年末年始

総本宮 京都 愛宕神社 千日詣

7月31日の夜から未明にかけて愛宕神社の千日詣に行ってきました。こちらは全国に900社ある愛宕神社の総本宮で愛宕山(あたごさん)の山頂にあります。建立703年。愛宕神社は火伏・防火のご利益があり、3歳までに参ると生涯火難にあわないと言われています。

千日詣の日は麓から山頂まで電灯が灯され、京都の家庭の台所によく貼られている『火迺要慎(ひのようじん)』のお札を授かりに全国から何万人もの人が山頂を目指します。標高は924m。IMG_4680

当日は京福嵐山駅前(天龍寺前)より10分間閣で京都バスが運行されます。駐車場は臨時含め約250台ありますが早朝から数時間待ちになるので京都バスを利用する方が便利です。更に「エコサマー」の合言葉で保護者1人につき、小学生以下2人までが無料になります。

終点の『清滝』で下車すると、そこはもう愛宕山の麓。

京福嵐山→清滝の最終バスは24時25分、清滝→有栖川の最終バスは24時15分まで。5時過ぎ頃からは始発のバスも運行されます。最終バスを過ぎてもひっきりなしにタクシーが来るので安心です。

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今年は18時過ぎから登りはじめました。しばらくは木の階段が続くので地味に足にきます。上の写真は中腹を超えたあたり。京都タワーが見え始める頃から道は平坦になります。汗もおさまってきて気持ちが良いです。

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頂上付近。登山中は信者さんや登山愛好家、トレラン中の人、外国人観光客など様々な人とすれ違います。赤ちゃんをおんぶして登る人も多いです。4か月の赤ちゃんを手に抱いて登られているお母さんがいらっしゃってちょっと驚きました。完全に手ぶらの人も多く普通にデート中のカップルも多かったです。健脚カップル。千日詣では、登る人には「おのぼりやす」下る人には「おくだりやす」と声をかけあう習慣があります。ヨーロッパの人たちの「おのぼりやす」は何だかエレガントでした。

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21時過ぎに愛宕神社に到着!お参りをしたりお神酒をいただいたり(月桂冠の樽酒?)超重要「火迺要慎(ひのようじん)」のお札を頂いたり。ついでにポケモンGOを起動してみたり。神社やその周辺にジム・ポケストップ多数。ご来光待ちの人たちはバトルをしていた模様(笑)

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艦これの絵馬を多数発見。素晴らしいクオリティ。

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21時30分ごろ下山を始めると、夕御饌祭(ゆうみけさい)がはじまるところでした。山伏による護摩焚きの神事です。矢が放たれた後、護摩がお焚き上げされていきます。

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綺麗だなぁとぼおっと眺めていて22時を過ぎてしまった。阪急電車の終電がやばい。いや、それどころか京都バスの最終に間に合わないかも。汗びえもしてきたので下山することにしました。

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下山完了!最終バスの出発5分後に到着しました(笑)

清滝口のお茶屋さんではおうどんやお菓子をいただきました。運動の後の食事は美味しいね。爆笑しているうちに3時頃になりましたが、大人なのでタクシーで帰りました。始発待ちの人や今から登る人も多かったです。噂通りひっきりなしにタクシーが到着していました。

お茶屋さんや運転手さん曰く、今年は夕方の雷雨のせいかものすごく人が少ないそうです。普段は200台ぐらいタクシーが待機していても乗車するまでに1時間ぐらいかかるそうです。明け方近くでも1時間待ちとか。タクシーを待っている間に朝になるんじゃないだろうか・・・。とはいえ、麓にもバス乗り場にもお茶屋さんがあるし、お店の中でも外でも食べられるので待ち時間も退屈なし。

家までのタクシー代3800円。想像していたよりずっと安かった。良かった(笑)

【愛宕神社 千日詣】
7月31日18:00~8月1日05:00頃にかけて
(神事 7月31日21:00~21:40頃、8月1日02:00~02:40頃)
愛宕神社(あたごじんじゃ)
〒616-8458
京都市右京区嵯峨愛宕町1
075-861-0658

秩父市上町で蛍鑑賞(上町ほたるの会)

秩父市上町の押堀川(おっぽりがわ)沿いの蛍を見に行きました。こちらは「上町ほたるの会」の方々がビオトープを作られ、年間を通じて蛍のお世話をしてくださってます。
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場所は秩父市上町3丁目の押堀川の下流。西武秩父駅からタクシーで10分弱の場所です。「秩父二中の弓道場のそば」で通じると思います。武甲山が見える!私たちが訪れた時はちょうどホタル観賞警備の打ち上げだったようで、会の皆さんが楽しげに蛍について語ってくださいました。本当に皆さん楽しそうで、仲が良さそうで、素敵な生き方をされているなと思いました。

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蛍の生涯を図にしたものや、この会場を訪れた人の統計まで。

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ヤブ蚊に刺されると大変だと聞いたので。更にフードをかぶって夜を待ちました。やりすぎな気もしましたが、肌が弱いので許してください。

蛍のディスコタイム!

はじめた頃は数匹だった蛍も今では200匹(300匹?)ほどになったそうです。上町の蛍は6月中旬がピークなようで、その日は一箇所につき30〜50匹でしたでしょうか。生まれてから3度目の蛍観賞を行っている私には蛍のディスコタイムのようでした。夜空が地上に降りてきたのかと。

蛍、好きです。

ビオトープ・・・ギリシャ語のBio(生き物)とTopos(場所)からつくられた合成語。「生物の生息空間」という意味を持つ。

高麗川で生まれてはじめての自然のままの蛍鑑賞(休暇村奥武蔵)

先月末、奥武蔵に数日間滞在してきました。目的は大自然、そして蛍。大学時代に「蛍を見たことがない」と言ったら友人が奈良県の山奥まで連れて行ってくれました。それはそれはとても幻想的な光景だったのですが「養殖ですまん。昔は普通におったんやけど」と言っていたので、自然のままの蛍ってどんなのだろうとずっと思っていたのでした。IMG_4352

埼玉県飯能市にある「飯能」駅より約30分の「吾野(あがの)」駅で下車。休暇村奥武蔵は吾野駅から車で5分ほどの距離にあります。

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電車の時刻に合わせて待ってくれている送迎バス。素晴らしい!

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休暇村奥武蔵は北海道から鹿児島まで全国に全37施設あります。飯能アルプスを縦走していた時に日帰り入浴でお世話になりました。お風呂上りに施設をお散歩していたらロッジの裏に川が流れており、いつかここに泊まってみたいとパンフレットを持ち帰っていたのでした。なんと、この川に自然のままの蛍がいるとのこと!

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一番狭いロッジをお願いしたのですが、それでもベッドが6つもありました。

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さっそくロッジ裏手の高麗川(こまがわ)へ。ロッジを出て2〜3分で写真のような景色になります。ビブラムのアクアシューズを持ってきたので水の中でも平気。すごく冷たくて気持ちよかった。

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「港のコンクリートにひっついてる貝みたいなのがいる!フジツボみたいな名前の!あとオタマジャクシみたいなのもいる!黒くて頭だけ大きいのが」と大騒ぎしていたらどうやらこれはカワニナという名前の貝で蛍の幼虫が食べるそうです。本当に蛍がいるということ。その後も川に入っていたら10cmぐらいの魚も泳いでいました。

夜。『ホタル観賞会』が開催されました。本館のロビーに集合した私たちをスタッフの方が引率してくださいます。浴衣の人もいることに驚いていたら、先ほどまで水遊びをしていた場所でした。橋の上から眺めるのがベストポジションだと。なるほどこれなら浴衣のままでも大丈夫!

訪れた2週間ほど前が最盛期なようで、私たちが見た日は15匹ほどだったのかな。蛍の幼虫やカワニナの放流等は一切しておらず自然のままの状態なので年によって数が変わるそうです。ふんわりとした光かと思ったら、さーっと流れて、明るくなったかと思ったら、またもとの暗闇に戻って、そうするうちに他の場所がぼんやり光りはじめて、全く飽きることがありませんでした。いつまでも見ていたかったけど、蛍にも休み時間があるようで。

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次の日も川へ。体長10cmほどの魚はウグイというそうです。黄緑色のTシャツを着た人、何でも知ってるな。さすが山育ち。IMG_4335

頭上をカワセミが飛んでいった!IMG_4333

カワセミハンターを気取っていたものの緑を見ているうちに眠くなってきました。岩の上のお昼寝は気持ち良い。その日の夜も蛍を見ました。蛍、綺麗。

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本館で食べたかき氷と豚丼が美味しかったです。なお本館には洋室・和室・大浴場・食堂・宴会場・図書室などもあります。とても快適だったのでまた度々お世話になろうと思います。

蛍いいね。蛍のことがすごく好きになりました。

休暇村奥武蔵(http://www.qkamura.or.jp/musashi/)〒357-0216 埼玉県飯能市吾野72番地