背は、見下ろしていたかしら少し傾けていたかしら、
髪は、毛先が跳ねていたかしら茶色で柔らかかったかしら、
目は、睫で覆われていたかしら小さく開いていたかしら、
肩は、すっぽり包んでいたかしら少し離れていたかしら、
胸は、しっかり抱えてくれたかしらするりとなでられたかしら、
声は、いつも囁いていたかしら大きくはっきりしていたかしら、
手は、暖かくて大きかったかしらひやりと冷たかったかしら、
指は、関節が目立っていたかしら楽器で潰れていたかしら、
爪は、真っ直ぐだったかしら少し縦の線に割れていたかしら、
腰は、両手で掴めたかしらゴツリとして痛かったかしら、
脚は、腿は、膝は、指は、爪は、顔はどんな雰囲気だったかしら、
名前は何かしら、どう呼んでたかしら、そしてどう呼ばれていた?
はじめから何も知らなかったようにすっかり忘れていくのよ。
さすがみか!すばらしいタオっぷりだな!!
俺もタオを志しているのだが、一歩先を越されてしまったようだ。
老子曰「学は毎日増やすが、タオは毎日減らしていく、減らしていって究極の一になる」
老荘学派としての実践哲学おそれいる。
よし!俺も負けないぞ!!!
今日、恋人と別れた私には、
とても身に染みました。
ありがとう。
>Fritz
チガウチガウ。
大きくなるにつれて小さくなるなあ、と。
好きになるほど忘れていくなあ、と。
ぼ〜っと考えてました。
> Flash… さん
こちらこそ、ありがとう。