16日、一澤帆布が営業を再開しました。
一澤帆布が営業再開
相続をめぐる“お家騒動”で兄弟が分裂、3月から休業していた人気かばん店「一澤帆布工業」が16日、京都市東山区の旧店舗で営業を再開した
先頭に並んでいた松田浩杜さんが実はタレントだった、というニュースもあるようですね。タレントも朝一で買い付けにくる素晴らしい商品ということ?
でも、とってもとっても違和感があるのです。
私は、一澤帆布信者でも京都信者でもないし(京都の閉塞感が苦手で家を出たので)、悲しいかなニュースを鵜呑みにできない性質なのだけれども、「種類があるうちにいいものを買いたかった。頑丈そうだし、デザインもシック」。とても朝6時に並ぶ人の発言とは思えないのです。一澤帆布の公式サイトにわざわざ書いてある秘話、長男の発言(MBS、廃園の秋など)、ひいては彼の容姿にまで、どれもこれも違和感があるのです。何かがねじ曲げられているような違和感。
一番の違和感が、思わず再生を止めてしまった『縫い目』。
視聴者に疑いの目を持たせ相続争いネタを盛り上げるために、わざわざ曲がった縫い目の部分をアップにしたのかしら、それとも布を左上にひっぱって撮影したのかしら。それにしても何故この色の糸で・・・。自分の持っているカバンたちと見比べてしまいました。私のカバンの縫い目は曲がっていないよ。
これまで以上の品質とはにわか信じがたいのです。
一澤帆布は京都のカバン屋さんの一つで『ブランドもの』じゃない(だって3,000円くらいで買えるんですよ)。いわば単なる帆布の安いカバン。だけど、京都のカバン屋なんですよ(ここで自分自身嫌になる京都へのプライド)。京都が損なわれていくのは嫌だな。
面白おかしく捏造されたニュースだったらいいのだけど。
<関連エントリー>
一澤帆布、好きですよ。 February 26, 2006
<お店へのリンク>
一澤信三郎帆布(旧一澤帆布)
一澤帆布