『悪い娘の悪戯』マリオ・バルガス=リョサ (著)

『悪い娘の悪戯』マリオ・バルガス=リョサ (著)
『悪い娘の悪戯』マリオ・バルガス=リョサ (著)
一気に読ませる力のある作品。夕食後に読みはじめて、これは危険と中断して翌日に回したけど、合計7時間くらいだろうか。これは面白い。
いわゆる”ファム・ファタール”もの。ニーニャ・マラがとんでもなく悪女なんだけど、愛してしまったのだから仕方がない。翻弄され続けるニーニョ・ブエノに時代背景や政治が盛り込まれ何ともはやエンターティメント!甘すぎるラストがリカルドのその後の役に立つことになるとは。ニーニャ・マラ、ブラボー!!
初リョサだったけど、これからはリョサ様と呼ぼう。

『仮設のトリセツ―もし、仮設住宅で暮らすことになったら』岩佐 明彦 (著)

『仮設のトリセツ―もし、仮設住宅で暮らすことになったら』岩佐 明彦 (著)
『仮設のトリセツ―もし、仮設住宅で暮らすことになったら』岩佐 明彦 (著)
一日一回以上、息子の話題が出ます。どんなけ老後生活かと。
仮設住宅で楽しく暮らす知恵と実例が紹介されている本です。想像していたよりも立派な間取りで、日本赤十字社から支給される6点セットなど我が家のものより高スペック。その他、行政や企業からも生活〜セットなどをいただくことができたりして。
でも、隣の住居のイビキが聞こえてきたり、壁が金属だったり・・・。
「暮らす」ことはできるだろうけど、暮らすって何だろう・・・。リョサを読んだ直後だからか、トリセツ通りに読めない私。

『Wall and Piece』Banksy(バンクシー) (著), 廣渡 太郎 (翻訳)

『Wall and Piece』Banksy(バンクシー) (著), 廣渡 太郎 (翻訳)
『Wall and Piece』Banksy(バンクシー) (著), 廣渡 太郎 (翻訳)

イギリスのロンドンを拠点に活動する覆面芸術家バンクシー。ロンドンのテート・モダンや、ニューヨークのメトロポリタン美術館への無許可展示など、常にスキャンダラスなパフォーマンスで話題の人物。世界中の壁、橋、街の動物園など、あらゆるストリートの一角に、ウィットに富み、破壊力のあるグラフィティで彩りを与えることを仕業としている。そのモチーフは大量破壊兵器を持った猿、スマイリーマークと警察官、ドリルや傘を持ったネズミなど、世界を風刺したものが多い。バンクシーは多くの作品を残しているが、その素性はいまだ多くの謎につつまれている。新旧合わせた彼の代表作を初めてオールカラーで網羅した待望の日本語版が、ついにリリース!!!

正体不明のグラフィティ・アーティスト。少し前に映画にもなっていました。
男の人って、こういう人のこと。

『キレイのために病院へ行こう!―アンチエイジング体験記』岸本 葉子 (著)

『キレイのために病院へ行こう!―アンチエイジング体験記』岸本 葉子 (著)
『キレイのために病院へ行こう!―アンチエイジング体験記』岸本 葉子 (著)
岸本葉子さんがアンチエイジングのために検査を受けまくる本デス☆
キレーション療法の紹介もあります。ひらたくいえばデトックス点滴。アメリカでは1950年代から行なわれ、予防的健康法として毎年百万人近くが受けているそうです。キレーションといえばマンハッタン計画の際、科学者が作業後に受けていたともいわれていますね。→『内部被曝の脅威』肥田 舜太郎 (著), 鎌仲 ひとみ (著)あたりをどうぞ
◎有害ミネラルでメジャーなもの◎
カドミウム→腎臓・肝臓障害、骨の異常、食欲減退、歯の黄色化
水銀→アトピー性皮膚炎、腎臓・肝臓障害、頭痛、下痢、食欲不振
鉛→免疫機能の抑制、腎臓.肝臓障害、頭痛、疲労倦怠感、貧血
ヒ素→皮膚障害、皮膚がん、全身疲労、呼吸器系障害(肺がん)、貧血、吐き気、頭痛。
アルミニウム→胃腸障害、くる病、四肢けいれん、吐き気、腎臓障害、骨粗鬆症、認知症
ベリリウム→せき、息切れ、咽頭痛、脱力感、皮膚炎、肺機能低下、がん。
他にはウラン(ウラニウム)も有害ミネラルですね。辻クリニックの辻直樹さんによると、3.11以前はウラン検出率約1.6%(約300例中5例)だったのが、現在は、80%以上の人の爪からウランが検出されているそうです。いろんなものが放出されましたからね・・・。
ミネラルバランスが崩れることによる不定愁訴・加齢様症状は、強く出るといわゆる『原爆ぶらぶら病』と呼ばれた症状に近くなると思います。そういったことも念頭において。
目的は、キレイになること!

『えほん寄席 奇想天外の巻』

『えほん寄席 奇想天外の巻』
『えほん寄席 奇想天外の巻』
息子の高校では、英語落語のカリキュラムも組まれているそうです。扇子や手ぬぐいなんかも使用するのかしら?是非とも公演を見たい。
英語落語といえば桂かい枝さん→英語落語 日本の笑いを世界へ!!
というわけで、こちらはこども向けの落語の本。『えほん寄席』シリーズは、絵本+CDのセットで、絵本を見るもよし、CDを聞くもよし、ページを繰りながら聞くもよし、のとても楽しい本です。