『ぼくのニセモノをつくるには』ヨシタケ シンスケ(著)


『りんごかもしれない』のヨシタケ シンスケさんの新作絵本。
やりたくないことをやらせるために、ニセモノロボをつくることにしたけんた。本物になりきるためにけんたのことを知ろうとしますが・・・。
『りんごかもしれない』もとてもおもしろかったけど、こっちは更にユーモア&哲学要素が追加されています。絵もとても好き!

『洋服を9枚に減らしてみた 服の賞味期限、見直し大作戦』青木 光恵 (著)


『洋服を9枚に減らしてみた 服の賞味期限、見直し大作戦』青木 光恵 (著)
(タイトルに偽りありで、9枚に減らすことはできていません)
42歳の著者が、自分の理想と客観的に見た自分の容姿に折り合いをつけながらファッションの整理をするコミックエッセイ。笑いながら読む事ができて、ちょっと勇気も出る!
今の私はアウトドアウェアばかりだけど、悲しいくらいに着物顔。いつから和装に変えるか。

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』E L ジェイムズ (著), 池田 真紀子 (翻訳)


『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』E L ジェイムズ (著), 池田 真紀子 (翻訳)
『ダ・ヴィンチ・コード』『ハリー・ポッター』を超える史上最速ベストセラー本であり、マミーズ・ポルノという新ジャンルを開拓したSM官能小説という触れ込みにつられて読んでみました。
翻訳だからか、私がすれているのか、SM描写は読み流してしまいました。そこから特に得られるものはなく(何を得ようとしていたのか私は)。恋愛描写についても、妄想を聞かされているというか。妄想ならばドストエフスキーの『白夜』の方がグッとくるし、官能ならばリョサの『悪い娘の悪戯』がグッときますね。
といいつつ、上下巻一気に読んでしまったし、続編のダーカーではようやくお互いの妄想から解き放たれるようだし、フリードで心が成長するみたいなので、また続きを読んでしまうかもしれません。

『土を喰う日々―わが精進十二ヵ月』水上 勉 (著)


『土を喰う日々―わが精進十二ヵ月』水上 勉 (著)
軽井沢での一年間の食生活を綴ったエッセイ。なるほど食事とは人生の一大事である。
特に印象に残ったレシピ

くわいを焼くのは、この頃からのぼくのレパートリーだった。のちに、還俗して、八百屋の店頭に、くわいが山もりされ、都会人には敬遠されるとみえ、ひからびているのを見ると涙が出たが、一般には煮ころがしか、あるいは炊きあわせにしかされないこれを、ぼくは、よく洗って、七輪にもち焼き網をおいて焼いたのだった。まるごと焼くのだ。

くわいを丸ごと焼き網に乗せ、ぷしゅっと筋が入った亀裂から、湯気とともにただようまで、気ながに焼く。そして、塩をつけて食す!
塩をつけて食す!・・・!

『世界の美しい透明な生き物』エクスナレッジの世界シリーズ

カーリルで開く
「世界の美しい透明な生き物」
カーリルで開く
「世界で一番美しいイカとタコの図鑑」
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「世界の美しい飛んでいる鳥」
カーリルで開く
「世界で一番美しい猫の図鑑」
エクスナレッジの「世界の美しい・・・」「世界で一番・・・」シリーズは、今みたいな眠りにつく前のひとときにパラパラとページを繰るのが楽しい。

『お金と感情と意思決定の白熱教室: 楽しい行動経済学』ダン・アリエリー (著), NHK白熱教室制作チーム (翻訳)


『お金と感情と意思決定の白熱教室: 楽しい行動経済学』ダン・アリエリー (著), NHK白熱教室制作チーム (翻訳)
行動経済学ブームに火をつけたダン・アリエリー教授がサンフランシスコにて行った全6回の集中講義。行動経済学とは、実際の人間により実験や観察を行い、人間がどのように選択して行動し、その結果どうなるかを究明することを目的とした学問で、心理学と密接な関係にあります。人間の行動パターンを知ることはビジネスだけでなく日常生活にもとても役立ちます。
「どうしてボクはいるの? 息子とパパの哲学対話」とあわせて読むといいかも。