『街を変える小さな店 京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの商いのかたち。』堀部篤史(著)

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喫茶店に入ってコーヒーの話なんてしたくないし、居酒屋で日本酒の話もしたくないんだよ。最低限美味しい、ってことが真っ当だと思うし、それをその場で論じるなんておかしいよね。入魂の1滴ってものよりは、毎日通って飽きない、下手したら1日2回でも飲めるようなものってことが、僕には大事だから。

六曜社/奥野 修
自宅でコーヒーを飲みながら。
雨が降ってくれないかなぁ。ニンジンの水やりもたまには休みたい。

『富士鉄 世界遺産・富士山と列車を撮る 週末ぶらり旅』佐々倉 実 (著)

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富士山と鉄という最強タッグ。鉄の中には撮り鉄が含まれているのも面白い。鉄道情報はもちろん撮影データ、周辺の観光ガイドまで掲載。早く富士山に登りたいなぁ・・・☆

『一歩ずつの山歩き入門』四角 友里 (著)

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年末から読み始めて何度も何度も熟読。時間さえあれば熟読。四角友里さんは大人になるまで外遊びをしたことがなく、趣味と言えば読書と美術館巡り、街でのお買い物にも筋肉痛になるような、スニーカーすら持っていない女性だったそうです。(私もジム通いをはじめるまでTシャツなどの運動着を持っていなかったので、ものすごく気持ちが分かる・・・!)四角大輔さんと知り合い、一緒に山に行くようになって、山に夢中になり、今ではアウトドアスタイル・クリエイターという肩書きのもと雑誌やイベントなどで活動されています。山スカートを日本に普及させたのも彼女。
1gでも負担を軽くするためのアイデア(小分けアイテムとして「よーじや」の密閉式ビニール袋なども大活躍しています)、雑然と行動食を持っていくのではなく計算されたカロリー分に小分けして持って行く+非常用。胃腸を通常通りに保つための行動食の変遷。熟読につぐ熟読です。少しでも彼女に近づきたいと本で紹介されていたグッズを注文してしまいました(笑)
現在は、ご夫婦でニュージーランドの湖畔と東京を行き来する生活をされています。まさしくノマド!同時に着物着付師の顔も持つ、彼女の山に対する畏敬の念が伝わってくる良書です。

『3つの鍵の扉: ニコの素粒子をめぐる冒険』ソニア・フェルナンデス=ビダル (著)

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子供向け量子力学ファンタジー。スーパーポジション、ビッグクランチ、トンネル効果、時間の遅れ、量子もつれ・・・。色鮮やかな世界にこれらの用語がしっくりはまってくる。説明も分かりやすい。もっといろんな世界を知りたくなる、ワクワクさせる本だった!

『ジャンピンライブ!!!―オンザストリート』開 隆人 (著)

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苦境の小学6年生、レイ。ギリギリ以下の生活だけど、大好きな父と暮らし続けたいから「児童保護施設は絶対行かない!」と心に決め身のまわりのことを自分一人でこなす。なんて格好いい少年なんだろうと、読み始めから胸が熱くなる。
ケンさんとの出会い、細部まで書き込まれたギターにまつわるあれこれ。
一気に読み上げてしまいました。続きが出ないかな。楽しみです。

『放射線と冷静に向き合いたいみなさんへ-世界的権威の特別講義』ロバート・ピーター・ゲイル (著)

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考えることに疲れたのか、仲間内だけになった時に「東日本の野菜なんて食べたくない」「福島県なんて閉鎖してしまえばいいのに」と漏らす人たちがいます。もう、そういうのはやめて欲しい。本当にやめて欲しい。
骨髄移植と白血病治療の権威であるアメリカ人医師のゲイル氏は、チェルノブイリや東海村、福島の事故にいち早く駆けつけ支援活動を行っています。(福島の時には「片道切符で来ました」とニュースになりました)チェルノブイリ原発事故の時は、ニュースを聞いたその足で単独で現地まで飛び、埒があかない政府と交渉するためにゴルバチョフと対談し、試験薬を早く認可させるため自らの体を実験台にするなど、八面六臂の大活躍です。
この本は、放射線についての誤った情報が流布していることを憂慮し、放射線利用のメリットとデメリットを基礎から解説した本です。 本当の基礎部分、放射線の発見の歴史から携帯電話や電子レンジの電磁波、医療処置で浴びる放射線など、放射線リスクが相対的に網羅されています。よくぞここまで綺麗に構成されているものだと感心させられます。そして、非常に読みやすく、分かりやすい表現で執筆されています。
みんな、冷静になろうぜ。
関連エントリー
『チェルノブイリ―アメリカ人医師の体験』ロバート・ピーター・ゲイル (著), T. ハウザー (著), 吉本 晋一郎 (翻訳) -Paqn! ミカニッキ