『「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』

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『「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』
村上 春樹 (著), 安西 水丸 (イラスト)
ふと指折り数えてみると、村上春樹を読みはじめてから19年にもなる。驚いた。「ノルウェイの森」の装丁に惹かれて読みはじめた、ミーハーな読者の一人として(そしてヒロに「なんだほとんど本を読んでないんだ」と言われた。悔しい楽しい思い出)。
「そうだ、村上さんに聞いてみよう!」の続編は、村上朝日堂のサイトもCD-ROM版村上朝日堂も読んでいたから、幾つかの質問内容とそれに対する回答まで記憶していたのに、やっぱりそれでも面白かった。
それで気が付いた。私ったら「カラマーゾフの兄弟」を読んでいない(「これだけは、村上さんに言っておこう」の中で度々出てくるのだ)。「罪と罰」を読んで、何だか分からない位に興奮して次に絶対読もうと思っていたのに。あらら。その思いからも19年ってこと?
読もうっと。

「植物」という不思議な生き方

「植物」という不思議な生き方
『「植物」という不思議な生き方』
蓮実 香佑 (著)

落ち込んだときは手足を投げ出して、ロゼットのように地面に寝転んでみることにしよう

あの冬超しのスタイルは、寒さを避けながら太陽光を受けるのに最適な姿なんですって。
外気にあたる面積は葉の表側のみ。葉の裏側には大地の温もり。そして、太陽光を最大限に受け止めるために放射状に広がった葉。
寒さに体を丸めて歩いている時にふと気が付くタンポポのロゼット。寒い時こそ、落ち込んだときこそ、ロゼットのように身を委ねよう。春が近いことが分かるはず。
沢山の植物や昆虫について書かれた本。読み終えてから、あの植物は何を考えているのかな、この虫はどこへ飛んで行こうとしているのかな、などなど考えるようになった。
自然が、地球が、もっと身近になったような気がする。

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親と教師にとって、すごく大切なこと

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『親と教師にとって、すごく大切なこと』
ロン・クラーク (著)
全米最優秀教師に選ばれた小学校教師・ロン・クラーク先生の著書で、『あたりまえだけど、とても大切なこと―子どものためのルールブック』に続く第2弾。
子供を導く親や教師に必要な、熱意、冒険、創意、反省、バランス、思いやり、自信、ユーモア、常識、感謝、回復
力という11項目の資質が、彼の実際の体験談をもとに語られている。彼の世界は広く、ユーモアと愛情に満ち溢れている。読み進めながら、まるで自分もロン先生の授業を受けているかのようにワクワクしてくる。そして、そう何故か、ロン先生に自分が認められ、褒められている気すらしてきて、誇らしい気持ちでいっぱいになってくる。嬉しくて、涙が出てくる。
ロン・クラーク公式サイトでは彼の授業風景のムービーや、歴代大統領のラップなどを楽しむことができて、こちらも面白い。生徒もロン先生も瞳がキラキラしているの。

子どもに対してやさしくふるまうのは、よいおこないを伝えるというだけではない。その子どもの心に、ほかの人との理想の接し方を印象づけることでもある。わたしたち教師や保護者、警察やデイケアなどの関係者が、子どもを見おろしたりがっかりさせたり、否定的な影響を与えるような接し方をすれば、子どもは社会からこんなふうに扱われるという悪いイメージを植えつけることになる。

親や教師だけでなく、コーチングに関わる人、部下を持つ人、「先生」「会社」「上司」「社長」「勉強」に嫌悪感を持つ人、自分を好きになれない人、全ての人にお勧めの本。
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『あたりまえだけど、とても大切なこと―子どものためのルールブック』
ロン・クラーク (著)
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『みんなのためのルールブック ―あたりまえだけど、とても大切なこと』
ロン・クラーク (著)

青春は美わし

『青春は美わし』
ヘッセ (著)
とても綺麗な心を持っている書き手だと思う。
鮮やかに色づき出す世界。翳りゆく世界。
誠実に、人と、世界と、交わろうとしている。

二人の愛人

『二人の愛人』
ミュッセ (著), 新庄 嘉章 (翻訳)
対照的な二人の女性の魅力に取り付かれる主人公の倦怠感が何とも良い。
ヴァンラタンの、母への慕情にも似た、常に受け身でありながらも男を支配しようとする未亡人のドゥロネイ夫人との愛。社交界の宝石の座を欲しいままにする、憧れを体現したような女性であるパルヌ公爵夫人との恋のきらめき。

結局、女性が口にする最後の言葉である、わたしはこわいのです、という言葉を言わねばならないのです。

人が恋愛に落ちてゆく過程が良く洞察されている。

美人練習帳―素顔をつくりかえる『フェイスニング』!

美人練習帳―素顔をつくりかえる『フェイスニング』!
『美人練習帳―素顔をつくりかえる『フェイスニング』!』
犬童 文子 (著)
第一印象の中で視覚が占める割合は、全体の60%だそうです。陰気くさい顔や不平不満が炸裂してそうな顔は嫌だもんね。見た目は大事。
表情筋を鍛えれば、整形なんてしなくても整った顔だちになれる。目の下のクマをとる、目尻のしわを取る、目の下のたるみをとる、口元のたるみをとる、口角をあげる・・・部位ごとの悩みを解消するトレーニング方法が紹介されています。トレーニング中の自分が変顔すぎて笑っちゃう。
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