『クロテン (北国からの動物記) 』竹田津 実

『クロテン (北国からの動物記) 』竹田津 実
『クロテン (北国からの動物記) 』竹田津 実

森の家にやってくる、いろいろな動物たち。出会ったのは二頭のクロテンだった。

ある秋の夜、獣医師の竹田津さんの家に偶然、患者としてあらわれたエゾタヌキ。そのうちエゾクロテンもやってきて・・・。
おはなしも写真もカワイイ!
竹田津さんは獣医師(野生動物を保護して診療している)であり、写真家なのです。そして北海道在住!カッコいい!!

『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』池上 正樹 (著), 加藤 順子 (著)

『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』池上 正樹 (著), 加藤 順子 (著)
『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』池上 正樹 (著), 加藤 順子 (著)

3.11の大津波で、全校生徒108人のうち、実に74人の死亡・行方不明者を生む大惨事の舞台となった宮城県石巻市立大川小学校。これまで、ひた隠しにされてきた「空白の51分」の悲劇が明らかになった。なぜ、「山さ逃げるべ」という児童の懇願も受け入れず避難が遅れたのか?なぜ、石巻市教育委員会は児童の聞き取り調査メモを廃棄したのか?なぜ、真相解明を求める遺族の声は聞き入れられないのか?膨大な資料開示請求から得た新事実と、行政・遺族双方への緻密な取材によって再検証する、渾身のノンフィクション!

全校生徒108人のうち死亡70名、生存4名、今なお行方不明4名。当日欠席・下校などで生存30名。全教師13名のうち死亡10名、生存1名、不在などで生存2名。学校管理下で起きた悲劇。
生徒全員が無事に避難することができた岩手県釜石市の釜石東中学校との違いが悲しい・・・。(釜石東中学校は当日欠席していた生徒1人が死亡)
最後まで読み通すと、報道の印象とは異なり、A教諭(教員の中での唯一の生存者)が最後まで一生懸命生徒の命を守ろうとしていたことがわかります。「山に避難しましょう」と訴え、校庭と校舎を何度も行き来し、避難先としてどちらが相応しいか考えていたのでしょう。「一人しか助けられなかった」ではなく、一人の命は助けることができたのです。A教諭は賞賛されるべきで、けっして非難を受けるようなことがあってはならない。
ただし、A教諭については、行間から汲み取ることしかできません。いつか、真実を語ってくださいますように。未来につなげるために。
そして只野哲也くん。生存した4名の生徒のうち、一人だけ実名で取材を受けています。強くて、立派です。

『72歳はとバス名物ガイドが教える 使える!通じる! おやじギャグ英語術』佐藤卯一 (著)

『72歳はとバス名物ガイドが教える 使える!通じる! おやじギャグ英語術』佐藤卯一 (著)
『72歳はとバス名物ガイドが教える 使える!通じる! おやじギャグ英語術』佐藤卯一 (著)
高校で毎日3〜4時間ほど英語を学んでいる息子の息抜き用に購入しました。
おやじギャグ大好き☆
京都や大阪では、たまにおやじギャグ英語を飛ばしている人をみかけます。地元のおじいちゃんだったり、住職さんだったり、ラーメン屋さんのアルバイトだったり。東京ではみかけたことがないような気がする・・・。お笑いの国、関西であればこそ?
佐藤卯一さんのはとバスに乗ってみたいな!

『チェルノブイリ原発事故がもたらしたこれだけの人体被害: 科学的データは何を示している』

『チェルノブイリ原発事故がもたらしたこれだけの人体被害: 科学的データは何を示している』
『チェルノブイリ原発事故がもたらしたこれだけの人体被害: 科学的データは何を示している』
この本は一読されることをお薦めします。インターネット、なかでもtwitterは元記事・参考文献が分からないもの、誤訳が繰り返しリツイートされることにより「情報のようなもの」が混沌としています。そりゃアサツー ディ・ケイも監視しますよ。
この本は、チェルノブイリ原発事故後、旧ソ連以外にも広くヨーロッパ各地で出た被害を多くの統計資料を用いて解説しています。東日本でも放射線管理区域に該当するような地域では、内分泌疾患、脳神経疾患、消化器疾患、皮膚結合組織疾患、筋肉骨格疾患、精神疾患などが起こりうるでしょう。
だからといって悲観的になることはないですよ。
人は様々な要因で病気になり、その後死亡しますが、それは寿命あるものの定めです。

『ナショナル ジオグラフィック 世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術 自分を守る・家族を守る 』

『ナショナル ジオグラフィック 世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術 自分を守る・家族を守る 』
『ナショナル ジオグラフィック 世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術 自分を守る・家族を守る 』
【ウッズ・ショック】
有能な人間さえも陥ってしまう、自然のなかでの錯乱状態を指す。
方向感覚を失う。
理性的な人々が一転、不合理な行動を取るようになる。
これらは「S・T・O・P」の行動に順に従うことで対処できる。
Stop(やめる)
:座って呼吸を整え心拍数を下げる。数字を3つ数えながら鼻から息を吸い、そのまま3つ数え、また3つ数えながら、鼻あるいは口から息を吐き出す。この呼吸法は、心を落ち着かせ、脳にリラックスするよう信号を送ることができる。
Think(考える)
:落ち着いたら置かれた状況を見つめ、どう対処できるか考える。呼吸が遅くなると、認知する機能が向上する。
Observe(観察する)
:周囲の地形や仲間の状態、特にケガをしていないか把握する。現状に向き合うため何を持ち、何がないのかを見極める。
Plan(計画する)
:状況を把握したら、最も効率的な戦略を立て始める。必要に応じ、計画を修正することを恐れてはいけない。